料理研究家 土井善晴先生の本『一汁一菜でよいという提案 』を読んで、何だか気持ちが楽になりました。
一汁一菜とは、ご飯を中心とした汁とおかず。
(汁の代わりに具だくさんの煮物にしたり…その辺は臨機応変にしています。)
わが家でも子どもが小さい頃は食事はシンプルに一汁一菜、作れるときは一汁二菜と、まさに土井先生のおっしゃる食生活を送っていました。
そうしないとやることが多すぎて、体が持たなかったというのが理由です。
それが少しずつ子どもも大きくなり時間に余裕が出てくると、知らないうちに料理に時間をかけるようになっていたんですね。
基本的にわが家は和食。
豪華なものを作る訳ではないのですが品数を増やしたり、「今日は何にしようかな?」とメニューをあれこれ考えるようになり、それ自体はいいことだけれどそのために疲れてしまうということもありました(>_<)
そんなときには最後の味付けを市販のものに頼ってしまうことも多くて…。
でもよく調べてみるとそういったものには多少なりとも食品添加物が入っていることに気がつき、「これでは良くないなあ。」と思っていたところでした。
日本の食品や調味料に含まれる添加物って、いつからこんなに多くなっていたんでしょう?
全く何も含まれていないものを探すのは本当に難しいです。
でも諦めずに探して積極的に使っていかないと、いいものがどんどん衰退していきそうですよね。
このままいくと今の子どもたちが大人になったとき、安全な食品や調味料は残っているのかなと本当に心配になります。
お店にもともと置いていなかったり、あっても選択肢が少なすぎる現状からみて、完全に…というのは難しいかもしれないけれど。
でもできる限り添加物の入っていないもの、不必要なものは入れていないものを探して購入しつづけたいです。
いいものを作り続けてくださっている企業を応援できればと思います。
それとともに、こういった買い物の仕方も次の代の子どもたちに伝えていかないといけませんね。
たくさんある商品のうちからどうしてこの商品を選んだのか、わが家ではよく子どもに話をしています。
買い物をするときに頭の片隅に浮かんでくれるといいなと思います。
さて、そんな訳でわが家は一汁一菜の食生活にもどりました。
今までの食事と大きく変わってはいませんが、おかずを何種類も作らなくてもいいんだ…と気持ちに余裕ができたのは大きいです。
よく使う調味料は、味噌、醤油、本みりん、酢、粗糖、塩、塩麹。
和食に使う基本の調味料はもともと厳選したものを選んで使っていたので、一汁一菜をはじめるにあたり新たに調味料を買い替える必要はありませんでした。
1つだけ買い足したのは、だし用の煮干しです。
ここ数年だしパックを使って出汁をとっていましたが、余裕のあるときにはまた煮干しを使ってみようかなという気持ちになったので、煮干しが加わりました。
時間に余裕のあるときは煮干しで、忙しいときはだしパックで。
だしを変えたり味噌を変えたり、旬の食材を使いながら毎日の食事を楽しんでいます。
日々の食事は慎ましく。
土井善晴先生の本を読んでいると、子どもの頃のことを思い出します。
「ハレの日」と「ケの日」のメリハリというんでしょうか、こういった食事の違いも以前は今よりもっとありました。
ページをめくるたびに忘れかけていた大切なことを思い出させてくれます。
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ご飯のお供のお漬物。
たまにお取り寄せをするのが楽しみです。
切って干すだけ、自分で作る簡単な干ししいたけ。
たくさん作ったら乾燥剤と一緒にジップロックに入れて保存しています。
お味噌汁の具が足りないとき、ちょっと緑の野菜が足りないなというとき、冷凍保存してある万能ねぎが役立ちます。
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