年を重ねても変わらない、周りをあたたかく包み込む優しい雰囲気。
石田ゆり子さんを見ると「素敵な方だなあ。」と思います。
そして石田ゆり子さんの本を読むと、その素敵さは見た目だけではないことがわかります。
しっかりしてそうに見えて、実はおっちょこちょい。
でもその一方で「私はこう思う。」と1本芯の通っているところがあり、そのギャップに惹きつけられるのです。
今回読ませていただいた『旅と小鳥と金木犀 』もそう。
この本は今から10年以上前に書かれたもので、石田さんが30代の頃のものだと思うのですが、今読んでも新鮮で面白い(#^.^#)
真面目な場面になると我慢できずに笑ってしまうこととか、一緒に住んでいる犬の花や猫たちに振り回されている様子など日記形式で書かれていて、読んでいるうちにほわんと温かい気持ちになってきます。
文章を読むとその人の人柄が伝わってきます。
自分を大きく見せようとすればそれはきちんと伝わるし、思ってもいないことを書くとそれはそれで伝わります。
私がまた読んでみたいと思う文章は、読んでいて安らぐもの。
それは文章が上手いとか下手とかそういうことではなくて、読み終わった後に心地いいか心地よくないかというところで決まります。
石田ゆり子さんの文章は、温かくて心地いい。
だからまた読みたくなるんだと思います。
スポンサーリンク
おすすめの本、こちらもどうぞ(#^.^#)
スポンサードリンク