具材によって味わいの変わる味噌汁。
野菜や豆腐、油揚げ、乾物など、その具の組み合わせしだいで何十通り、何百通りもの味の異なる汁物になる味噌汁は、日本人にとって欠かせないものです。
時間がない、疲れている…そんな日こそ1品だけ自分のために味噌汁を作ってみませんか?
具材多めの温かい味噌汁を飲むと、心も体もホッとします。
今回は、味噌汁の作り方から簡単なだしの取り方、おすすめの具の組み合わせまで紹介したいと思います。
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簡単な味噌汁の作り方
味噌汁は次のような順番で作ります。
①だしをとる
②具材を入れて火が通るまで煮る
③味噌を入れて完成
だしをしっかり取ることで、1回に使う味噌の量を減らすことが出来ます。
減塩したい方でだしを取ったことのない方はぜひ一度試してみてください。
初めての人でも挑戦しやすいよう、そして長続きするよう、ここでは手軽にだしパックを使ってだしを取ります。
だしパックの選び方
だしパックの選び方ですが、かつお節だし、煮干しだしなど様々なものが出ていますのでいろいろ試しながらお好みのものを探してみるといいでしょう。
原材料をよく見てみると、かつお節だしとは言っても昆布が一緒に入っていたり、煮干しだしとは言っても椎茸や昆布が入っていたり…と、いろいろです。
たくさんありすぎて迷ってしまうという方におすすめなのは、おいしいだしで有名な茅乃舎さんの6種類のだし(煮干しだし、椎茸だし、野菜だし、極みだし、茅乃舎だし、減塩茅乃舎だし)がセットになった、 お試しセット 。
6種類のだしの中からその日の気分でだしが選べ、使っているうちに好みのだしが自然とわかってきます。
一人暮らしをはじめたばかりの方やご結婚された方へのプレゼントにもおすすめです。
最近人気のあごだし
だしの中でも最近注目されている、あごだしはご存知ですか?
あごだしとは意外にもトビウオが原料のだし。
焼きあごから出るだしには深い味わいがあり、このだしから作った味噌汁はお店で出していただいたようなコクのある美味しさになると言われています。
先ほど紹介した茅乃舎さんのだしの中にも、焼きあごが原材料に使われているものがあります。
ぜひその美味しさを味わってみてくださいね。
だしパックにたどり着くまで
わが家では味噌汁を作るとき、以前は煮干しを使ってだしをとっていました。
苦みが出ないように頭とはらわたを取り除き、翌朝に作る味噌汁のため、寝る前には水につけておきます。
翌朝は、さらにここから煮干しを煮出します。
煮干しで取るだしは味噌汁に合っていて好みでしたが、思い立ったときにすぐ味噌汁を作ることが出来ないのが残念。
まただしを取った後の煮干しをそのまま捨ててしまうのは何とももったいない気持ちになりました。
結局、だしを取った後の煮干しはまとめて煮物にするということを繰り返していましたが、わが家では毎日味噌汁をつくるために煮干しが次々とたまっていきます。
煮干しだしは長年続けていましたが、周りの人にすすめられて試しにだしパックを使ってみたところ、その手軽さにびっくり!!
それ以来わが家では煮干しをやめて「だしパック」を使うようになりました。
だしパックを使った、だしの取り方
だしパックを使っただしの取り方ですが、だしパックによって水と一緒に入れ沸騰させるものもあれば、水が沸騰してから入れるものもあります。
どちらもその後数分間煮出すところは同じですが、使うだしパックによって煮出す時間は3分~5分くらいの幅があります。
だしパックを購入したときには、水から一緒に入れるのか、それとも沸騰してから入れるのか、また煮出す時間など、パッケージに書かれているだしの取り方をよく読み、より美味しいだしを取りましょう。
参考までに先ほど紹介した 焼あご天然だしパック の場合は水から一緒に入れます。その後沸騰したら5分間煮出します。だしはこれで完成。
このように取っただしは味噌汁に使う以外にも煮物やうどん・そば、鍋などのだしとしても使えます。
1つあると様々な料理に使えて便利です。
だしを取ったあとは?
だしパックを取り出したら好きな具材を入れて煮ます。
具材はじゃがいも、長いも、さつまいも、にんじん、長ねぎ、玉ねぎ、キャベツ、白菜、ほうれん草、小松菜、春菊、青じそ、みょうが、もやし、えのき、なめこ、豆腐、油揚げ、豚肉、わかめなど、いろいろなものを組み合わせて入れます。
具に火が通ったら、味をみながら味噌を入れて完成。
味噌汁には様々な食材が入れられるので、1杯でたくさんの栄養がとれるのが嬉しいですね。
わが家では基本的に最低3種類の具を入れています。
春・夏・秋・冬と季節ごとに旬の食材を使い、その時期にしか味わえない美味しさを楽しんでいます。
味噌汁におすすめの具の組み合わせ10種類
ではここからは、味噌汁におすすめの具の組み合わせを10種類紹介します。
豆腐+油揚げ+わかめ
味噌汁と聞いて真っ先にイメージするのはこの3種類の組み合わせ。
だしに油揚げから出るうま味が加わり、いただくと幸せな気持ちになります。
油揚げは油抜きしてから使うと、油のギトギトした感じがなくなります。
ぜひひと手間かけてくださいね。
この具材に更にプラスするなら、長ねぎがおすすめ。
冬には旬の長ねぎをたっぷり入れて、シャキシャキ感も楽しんでみては?
もやし+万能ねぎ+油揚げ
お買い得なもやしを使ったお味噌汁。
だしを取ったら、もやし、万能ねぎ、油抜きした油揚げを入れ、火が通ったところで味噌を入れます。
もやし1袋があっという間に使い切れる味噌汁です。
長ねぎではなく万能ねぎを選んだのは、緑がきれいだから。
お椀に盛りつけたときの色合いを考えながら具材を選ぶのもおすすめです。
オクラ+長芋+わかめ
夏に作る、ネバネバ食材をたっぷり使った味噌汁。
オクラ1袋分(8~10本)は5mm厚さの輪切りに、長いもはいちょう切りにします。
火が通ったら最後に 乾燥わかめを入れ、味噌で味をつけます。
食べると元気が出そうな1杯です。
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豚汁
秋から冬にかけてわが家では何度も登場する豚汁。
家族みんなが大好きな味噌汁です。
具は、豚肉・大根・ごぼう・にんじん・長ねぎ・さつまいも・白菜・えのき・厚揚げなど。
緑の野菜が不足しているときには、これにゆでたほうれん草を最後に加えることも。
豚汁を作るときはいつも使う味噌汁用の小さな鍋ではなく、大きな鍋を使って一度にたくさん作ります。
この方が鍋の大きさを気にせずに様々な具材を入れられ、しかも美味しい豚汁を何度も食べられます。
夏が終わり涼しくなったら、豚汁の季節です。
キャベツ+青じそ+油揚げ
煮るとかさが減るので、千切りで食べるよりも一度にたくさんのキャベツが使えるキャベツの味噌汁。
一緒に入れるのは爽やかな香りのする青じそと、うま味の出る油揚げです。
油揚げとキャベツを入れ、キャベツがやわらかくなったところで最後に青じそをたっぷり。
薬味にもなる青じそはプランターで育てておくと、わざわざ買わなくても使いたいときに料理に使えるので便利です。
じゃがいも+玉ねぎ+わかめ
カレーや肉じゃがに使うこともあるじゃがいもや玉ねぎは、たいていいつもストックしてあるのでいざというときに使える食材。
これにやはりストックしてある乾燥わかめを使えば、買い物に行けず困ったときでもどうにか味噌汁を1品作れます。
わが家でも人気の1杯。
玉ねぎから出る甘さが、味噌汁を美味しくしてくれます。
ほうれん草+長ねぎ+油揚げ
ほうれん草が旬の冬によく作る味噌汁。
ほうれん草は味噌汁を作るたびに下ゆでするのは面倒なので、時間のあるときにまとめてゆで、小分けにして冷凍しておくと便利です。
沸騰しただし汁に長ねぎと油揚げを入れ、冷凍ほうれん草も一緒に入れます。
全ての具に火が通ったら味噌を入れて完成です。
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三つ葉+なめこ+豆腐
沸騰しただし汁に豆腐となめこを入れて火が通ったら、食べやすい長さに切った三つ葉を最後に入れ、味噌で味をつけます。
三つ葉の香りがよく、飲むとホッとする味です。
しじみ+長ねぎ
しじみの味噌汁のときだけは具は2種類にしています。
だし汁によく洗ったしじみと長ねぎ(切り方は輪切りでも斜め切りでも)を入れ、火を通します。
しじみの貝が開いてよく火が通ったら、最後に味をみながら味噌を入れます。
しじみの味噌汁のときにはいつも作る味噌汁よりも少し味噌の量を多めにすると美味しいです。
にら+大根+油揚げ
変わったところでは、にらも味噌汁の具として使えます。
だし汁に細い拍子切りにした大根と油揚げを入れ火が通ったら、食べやすいよう小さめに切ったにらを加えてさらに煮ます。
味をみながら味噌を加えて完成。
大根をかぶに変えてもいいですね。
にらの匂いが気になるという方は、お休みの日にどうぞ。
まとめ
今回は、だしパックを使った簡単なだしの取り方と味噌汁の作り方について書きました。
みそ汁の具は、ここに紹介したもの以外にもいろいろな野菜やお肉などを積極的に使ってみると、思わぬ組み合わせが発見できます。
毎日飲んでも飽きない味噌汁。
今日からみなさんのお家でもいかがですか?
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