30年以上も前に発行された絵本でありながら、今読んでも古さを全く感じさせない絵本。
安西水丸さんの『がたん ごとん がたん ごとん 』。
『がたん ごとん がたん ごとん』と走る電車が駅に着くたび、『のせてくださーい』と声をかけるのは、誰でしょう?
絵本を読む子どもにも馴染みのある哺乳瓶に、コップとスプーン、それからりんごとバナナに猫とネズミ。
それぞれの駅で待つこれらの乗客を乗せ、電車は再び走り出します。
全ての車両に乗客が乗り、最後は終点。
意外な場所に到着して、
なるほど!
…と思ったのを覚えています。
『がたん ごとん がたん ごとん』と『のせてくださーい』。
同じリズムで繰り返されるこれらの言葉が耳に心地よく、また電車に乗ってどこへ向かうんだろうというワクワク感があり、わが家でも子供のお気に入りの絵本でした。
余分なものをそぎ落としていった結果たどり着いたような、シンプルな挿絵も素敵です。
がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)
- 作者: 安西水丸
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1987/06/30
- メディア: ハードカバー
- 購入: 10人 クリック: 70回
- この商品を含むブログ (192件) を見る
スポンサーリンク