小さな子猫が、お母さん猫が目を離した隙に一匹で出掛けてしまうというお話です。
『ちいさなねこ』のあらすじ
お母さん猫が気づかないうちに、一匹で出掛けてしまった子猫。
家の門を出て走っていると、さっそく子供につかまります。
子供の手をひっかき逃げ出した子猫でしたが、走って行った先には道路がありました。
道路に飛び出した子猫。
そこへ向かって来たのは自動車でした。
「あぶない!!」
…外の世界は小さな子猫にとって危険がいっぱい。
子猫は、無事にお母さん猫のもとに戻れるのでしょうか。
感想
この絵本は何回読んでも小さな猫を自分の子供のように感じてしまい、読むたびにハラハラしてしまいます。
子供にもこの絵本の緊張感は伝わるようで、車が出てくる場面になると思わず子供も『危ない!!』と声に出していました。
読み聞かせをするときには「こんな風に黙ってひとりで出掛けてはいけないよ。」と話しながら読むことで、小さな子供にも1人で出掛けることの危険性が伝わったように思います。
初版は1967年1月20日と、今から50年以上前の作品なので、絵本に登場する子供たちも街の様子も今とはずいぶん異なりますが、このような違いもお子さんと一緒に楽しみながら読んでみるといいですね。
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